イギリスのケンブリッジ大学の研究チームが、米医学誌に8日、4つの生活習慣の組み合わせにより、14年長く生きられるという調査結果を発表したそうです。
4つの習慣は
・たばこを吸わない
・野菜と果物を充分にとる
・適度な運動
・ほどほどの飲酒
習慣の組み合わせによって健康度が決まると言うところが、この研究の新しいところだそうです。
食、運動については、幼児期からの習慣が移行する傾向が確認されているので、幼児期から適度に運動し、野菜と果物を食べることを習慣化する必要性があるでしょう。
野菜や果物の健康効果は知られてことですが、実際に1日350g以上の野菜と200g以上の果物を食べると言うことは、とても難しいことです。
推奨されている野菜の量は
緑黄色野菜150g以上+淡色野菜200g以上
緑黄色野菜150g
・トマト 4分の1個
・ほうれんそう 3枚
・にんじん 4分の1本
・ピーマン 半分
淡色野菜200g
・きゅうり 1本
・たまねぎ 4分の1個
・レタス 1枚
・キャベツ 2枚
概量を出してみると、食べれない量ではない!という感じですが、食べ続けることが難しいのでしょう。日本人の平均摂取量は280gに届いていなかったと思います。
野菜を継続して充分な量を食べるには、「火を通して食べる料理(煮物・和え物)」を増やす。というのが基本ですが、「食事を抜かない!」ということも大事でしょう。あたりまえですが、欠食する人ほど野菜を充分に摂取することができていません。
保育園では、野菜をたくさん食べてもらうために、いろんな工夫をしています。
野菜嫌いの子でも必ず食べることができるのがポタージュです。脂肪の摂取量が少し高めになるので、献立の組み合わせを考えて提供しましょう。牛乳は低脂肪乳を使うと良いかもしれません。
ミキサーを使うととても簡単に作ることができるので家庭にもお伝えしたいですね。
かぶのポタージュ
かぶ 50g
たまねぎ 15g
バター 1.5g
水 40g
コンソメ 0.8g
牛乳 80g
生クリーム 8g
塩 適宜
こしょう
かぶ葉 3g
1 かぶ、たまねぎを適当に切ってバターで炒める。
2 1にスープ(水にコンソメを加えたもの)を加えて煮て、ミキサーでピュレ状にする。
3 2を鍋に戻し、牛乳と生クリームを加えて塩とこしょうで味を調える。
4 最後にゆでて細かく切ったかぶの葉を加える。
かぶをかぼちゃ等に変えてもOK!緑黄色野菜たっぷりのスープができます。
家庭で、野菜料理のレパートリーが増えれば、子どもの野菜摂取量が上がるはず!
簡単にできる料理をどんどん家庭にお知らせしていきましょう。
将来の子どもの「長生き(健康)」につながります。