The American Dietetic Association 「Food & Nutrition Guide」の中に、ゆっくり食べる方法についての記述があります。
このガイドラインが「とても具体的」であることに注目しました。
良く噛んで食べ物を味わう
噛んでいる間は、フォークをおろす。
それができなければ、箸を使って食べる。(より食べにくくする)
飲み物はちびちび飲む。一気には飲まない。
フォークに食べ物をのせる前に、飲み物を一口飲み込む。
常識的なことのようですが、このような具体的な食事支援をしている栄養士、保育士、保護者の方は少ないのではないでしょうか?
日本の食事指導は
・良く噛むとこんなに良いことがありますよ!
・噛まないと健康問題(肥満・消化)が増えますよ!
と言うような「脅かして!」という手法。実際には「脅されてもどうしたらよいかわからない!」ということもあるでしょう。
健康のために良い食習慣を増やしていくためには、このような具体的な行動目標を示すと、支援がしやすく効果があがるのではないでしょうか。
病院で人気のある栄養士さん、保育園で保育士・保護者から頼られる栄養士さんは、きっとこのような具体的な手法を伝えることができているのだと思います。