アレルギー離脱の時期に変化

2007年の終わりに、米国誌「Journal of Allergy and Clinical Immunology」に牛乳や卵アレルギーの予後が悪化している状況が報告されました。

今までの研究では、3歳までに多くの子ども(約75%)が離脱するとされていましたが、今回の研究では、卵、牛乳アレルギーともに4歳までに離脱する子どもが減っていることが明らかになりました。

牛乳アレルギーの離脱
800人を追跡
4歳までに離脱する子どもはわずか20%、8歳までが42%、16歳でも79%

卵アレルギーの離脱
900人を追跡
4歳までに離脱する子どもは4%、10歳で37%、16歳でも68%

この結果は、アメリカの小児科医が感じてきたことを追認する結果になっているようです。

もし、日本でもこのような傾向があると、保育園でのアレルギー対応は、より複雑になっていきます。

保育園では、今まで以上に

医師の診断書を基に

・病状
・除去すべき食品
・症状がでたときの対応

を把握し、園で子どもの身体状況、健康・栄養状態を評価・判定した上で、アレルギー園児をグループ化し、「アレルギー対応献立」を作成し、効率よく、安全に給食を提供することが必要になります。

日本におけるアレルギーの状況がとても気になりますね。確認してみなさんにもお伝えします。

さて、今日はアレルギー対応のおやつを紹介します。

上新粉を使ったチヂミ

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にら 18g
豚挽き肉 10g
上新粉 13g
コーン 5g
しらす干し 1.5g
塩 0.3g
水 25g
ごま油 0.5g
しょうゆ 1g
砂糖 0.5g

1 にらは1cmに切る。
2 1と豚ひき肉、上新粉、コーン缶、しらす干し、塩、水を合わせて混ぜる。
3 鉄板にごま油をひいて2を薄く焼く。
4 しょうゆと砂糖を混ぜて火にかけて砂糖を溶かす。
5 3に4をぬる。

アレルゲンになりにくい食材を使った料理のレパートリーを増やすことで、アレルギー対応が楽になります。これからもアレルギー対応で「みんな一緒に食べることができるレシピ」をどんどん紹介していきます。