「消費期限切れ原材料使用」の問題が起こり、一時店頭から不二家商品が消えた時期、小さい子どもを持つお母さんたちは、「アンパンマン」のお菓子を子どもに与えることができず、大変困ったそうです。
ファミリーサポートセンターの講習会で、ある方が「アンパンビスケットをあげる!と言うと、子どもはよく言うことを聞く。」と言った時、多くの方がうなづいていました。アンパンマン菓子は子どもにとって価値ある「ほうび」のようです。
先日スーパーで「アンパンビスケット」を見かけたので何気なく買ってみました。
帰ってパッケージを読んでびっくり!1袋211Kcal、1箱422Kcalもある高カロリー菓子。
しかし、パッケージからは、健康的な子供用のお菓子という印象を受けます。
・生後6ヶ月から食べることができる。
・牛乳でねりあげました。
・栄養機能食品(カルシウム・ビタミンD)
・カルシウム配合、マグネシウム配合、ビタミンB1、B2D配合
・1袋で牛乳1.5本分のカルシウム
パッケージの裏には栄養機能食品が記載すべき事項がのっています。(一部抜粋)
・カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。
・ビタミンDは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
・1日あたりの摂取目安量:1日あたり1袋を目安にお召あがりください。
・多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取量を守ってください。
これらの文章から、消費者は子どもにとって良い食べ物と思ってしまっているのではないでしょうか?大人が食べても「おいしいお菓子」が子どもにとって健康的なおやつであるはずがないのですが・・。
先進国の中には、幼児期の食習慣と生活習慣病の関連から、「子ども用のお菓子」を規制しているところがあります。
子ども用のお菓子は〇〇Kcal以下にすること。というように・・。日本に比べて消費者団体が強く、こどもの健康を守るために、パッケージの書き方や宣伝にも多くの規制があります。
生後6ヶ月から、この高カロリー菓子を食べていては、離乳を難しくしてしまうでしょう。返ってお母さんは大変な思いをしているのではないでしょうか?
最近は、どのスーパーにも「幼児用のお菓子コーナー」があります。他の製品も調べてみたいと思います。幼児用お菓子がとても気になります。