今日は給食担当者がお休みで、昼食は昨日下準備してあったものを加熱調理しました。
作ったのは、れんこん豆腐の揚げだし。
昨日、撮影用の料理を食べたときはとてもおいしかったです。
しかし、今日は・・・。なんと具が腐ってしまっていました。
昨日の下準備は、
①豆腐の水切り。
②きくらげ、ねぎ、むきえびなどの具を刻む。
③れんこんをゆでてすりおろす。
④1~3を混ぜる。
今日の調理で、④を揚げました。
加熱調理前 → 嫌なにおいがしたが、冷蔵庫特有のにおい?と思い通り過ぎ、
成形中 → 何だかぬるっとしたが、れんこんのでんぷん?と思い通り過ぎ、
加熱中 → 嫌なにおいがしたが、油が古い?と思い通り過ぎ
最終的に、食べて腐っていることに気がつきました。
もちろん、集団給食であれば、前日処理はあり得ないのですが、このような思い込みが重なり、腐敗を見逃すことはあり得ます。
以前保育園で働いていた時、魚の鮮度が落ちていることに気がつかなかったことがありました。
検品 → 調理 → 検食 このポイントで気がつくはずなのですが・・。
気がつかなかった要因は
・魚屋さんへの高い信頼
・魚の価格が高かった=おいしい・安全という安心感
・副菜が納豆料理で、厨房中納豆のにおいが充満していた
・検食をした園長の体調が悪かった
・検食をした主任は「栄養補給」の生にんにくを食べた直後だった。
子どもたちの「まずい!」の声で、急いで保育士が食べて、極端に鮮度が落ちていることに気がつきました。
急いで廃棄し、念のために午後6時に子どもたち全員に健康確認をし、夜間用緊急対応できるよう職員配置をしました。とても大変でした。
当日納品・当日調理は大原則ですが、それで安心してはいけませんね。
特に検品・検食は大切。ちょっとした油断や思い込みが食中毒を引き起こしてしまいます。
今日の腐ってしまった料理を食べた時に、保育園での出来事を思い出しました。