大流行のきっかけは、9月19日に放映されたダイエット特別番組。
番組内で、タレントの森久美子さんが朝食は「水+バナナ」というバナナダイエットに挑み、1ヶ月半で7kgのダイエットに成功した!ことが話題になり、翌日からスーパーでバナナの売り切れが続出しているそうです。
スーパーで完売したバナナ売り場に立っている方に、「バナナがよいわけじゃないよー。」と教えてあげたかったです。
果物はカロリーが高くないので、食事を果物だけにすれば、当然やせます。りんごダイエット、卵ダイエット等、特定の食品を食べてやせるダイエット方法は、今までに数限りなく紹介されてきましたが、全てその食品の効果でやせたわけではありません。
特定の食品しか食べないことで、全体の摂取量(摂取カロリー)が減って、体重が減ったのです。
栄養素に炭水化物、たんぱく質、脂質というエネルギーになる栄養素がありますが、バナナのように果物ばかり摂取するとたんぱく質や脂質が減って、免疫機能が弱り、様々な病気にかかりやすくなります。がんにも罹りやすくなることもわかっています。
健康維持しながら、簡単に痩せるなんて都合のよいダイエット法はないってことですね。
健康的なダイエット方法は
・1日の全体的な摂取量を減らす。
・嗜好品(甘い菓子、酒)を摂取しない。
・運動をする
全てを組み合わせることです。
健康のためにウエイトコントロールは必要ですが、適性体重を知ることも必要です。
日本人女性が「やせ」を好む傾向が顕著になると同時に、「子どもの食べすぎ」を心配する保護者が増えてきています。昔は「よく食べる元気な子!」でしたが、今は大人の感覚で「食べすぎは健康に悪い!」と極端に思い、食事制限を行う保護者もいます。
飽食の時代の難しさですね。保育園から個人の成長曲線を保護者に提示し、子どもの成長発育を正しく認識する機会を提供する必要がありそうです。