こんにゃくゼリーの事故については、以前記事を書いたことがあります。
https://admcom.co.jp/admwp/?p=1355&
幼児、高齢者にとって、危険な食品であることが注意喚起される中で、新たな死亡事故が起こりました。
死亡者 1歳9ヶ月 男児 (兵庫県)
事故発生年月:2008年7月29日
- ・製造者名
- (株)マンナンライフ
(住所)群馬県富岡市上小林137 - ・商品名
- 「蒟蒻畑 マンゴー味」
2008年7月29日、凍らせたこんにゃく入りゼリーを、祖母が1歳9ヶ月の男児に与えたところ、喉に詰まらせ、病院に救急搬送されましたが9月20日に亡くなったということです。(国民生活センターより)
農林水産省および業界3団体(全国こんにゃく協同組合連合会・全国菓子工業組合連合会・全日本菓子協会)は事故防止のために、上記の警告マークを商品に表示しています。
幼児の死亡の4分の1は不慮の事故によるもので、この中に誤嚥による窒息死が含まれます。平成16年の人口動態調査によると、不慮の事故での死亡数は年間278人。こんにゃくゼリーの幼児死亡数は1995年以降、13年間で8件です。
FDA(米国食品・医薬品局)は警告と回収を実施しています。こんにゃく入りゼリー等によって、窒息の被害が起きる可能性があることを消費者にたびたび警告し、こんにゃく入りゼリー等を見かけたら連絡するよう呼びかけています。 EUではこんにゃく入りゼリーの販売を禁止しています。また反対に注意を呼びかけていない国もあります。
農林水産省はどのような対応をとっていくのでしょうか?
保育園では、運動会や遠足等の行事の時に、凍らせたミニカップゼリーを子どもたちに食べさせる姿をよく見かけます。家庭には繰り返し「こんにゃく入りゼリーの危険性」を伝えしていく必要がありそうです。