自動販売機の飲料値上げ

サントリーが、自動販売機の飲料を値上げすることを発表しました。

価格は缶120円から130円、ペットボトル150円から160円に。時期は来春。カップめん、パン等の食品が、値上げと同時に売り上げが下がっているので、冬の缶コーヒーの時期は値段を据え置き、春になってから値上げするそうです。

日本一売れる自動販売機は1台でなんと月に2万5,000本、売上高は300万円にもなるそうです。定価で売れる自販機は飲料メーカーにとって魅力的。企業は、今までペットボトルを薄くするなどのコスト削減をしながら、価格を据え置いてきましたが、限界がきたようです。

業界2位のサントリーが値上げすることで、コカコーラ、アサヒ飲料、伊藤園なども追随することになりそうです。

自動販売機で売られる飲料は嗜好飲料。値上げにより買い控える人が多くいるでしょう。子どものいる家庭では、「水筒」を持って出かけることが多くなるかもしれません。

飲料と健康の関連では、多くのことがわかっています。

・幼児期にソフトドリンクを多く飲む子どもは、児童期に肥満になりやすい
・ソフトドリンクを多く飲む子どもは、スナック菓子の摂取量が多く、野菜の摂取量が少ない。

価格値上げで、飲料の買い控えが進むことは、幼児期にソフトドリンクを飲む機会が減り、子どもの健康にとってはよいことかもしれませんね。