食料自給率(平成19年度)

平成19年度の食料自給率は、

・カロリーベースで前年度から1ポイント増加して40%
・生産額ベースでは、前年度から2ポイント低下して66%

カロリーベースで自給率の上昇の要因となったのは、米の1人1年間当たりの消費量が0.4kg(61.0→61.4)増えたこと。これによりカロリー全体に占める割合が増加しました。

生産ベースで自給率低下の要因となったのも米。前年に比べて米価が下落したため、国内生産額が大きく減少しました。

米は、もともと自給率100%を超えるため、消費量が増えれば、需要と供給の関連で必然的に価格が下がってしまいます。

お米の価格は、政府が備蓄米を購入することで調整してされています。

平成19年以降は、農林水産省が、「経営感覚に優れた担い手による需要に即した生産」を推進し、認定農業、集落営農組織の育成のための補助金を交付しています。

農家への補助金は、個人ではなく組織に配り、農業の大規模化を促進し、効率的安定的な農業経営が行われるようになることを目指しています。

お米の消費は今年度も上昇しており、今後もカロリーベースでの食料自給率上昇に大きく貢献してくことでしょう。 これに伴い、日本の米作りも大きく変わるようです。