今日、お客様から「ミルクいもようかんが固まらなかった。」というお電話をいただきました。
子どもたちだけでなく、保育士の先生方も給食やおやつをとても楽しみにしてくれているので、調理の失敗は本当にひや汗がでます。
さつまいも 45g
粉かんてん 0.3g
砂糖 6g
牛乳 12g
水 12g
1 さつまいもはゆでてマッシャーでつぶす。
2 鍋に水と粉寒天を入れてよく混ぜる。
3 弱火にして煮立ってから1~2分したら砂糖と牛乳を加えて混ぜて火をとめる。
4 さつまいもの中に3を少しずつ加えて、そのつど混ぜる。
5 ぬらした流し缶に入れて冷やす。
上記の分量より、寒天を増やしたけど固まらなかった!ということでした。
かんてんが固まらない原因は、
1 かんてんの煮溶かし方が足りない。
→寒天の融点は85℃~93℃、特殊なものでは98℃以上のものもあるので、沸騰後1~2分間煮る必要がある。
2寒天は酸に弱く、レモン汁や100%果汁のオレンジジュースなどと一緒に煮てしまうと固まらなくなる。
→酸味の強いものを加えたい時は、先に寒天液を作って火をとめてから 加える。
3不純物の多い牛乳等に寒天を直接入れると、しっかり寒天が溶けず固まらないことがある。
→先に寒天液を作って火をとめてから加える。
4 寒天をに溶かした後で加えるものが冷たいと触った部分の寒天だけが先に固まってしまい、ゼリー状にならないことがある。
→後から加えるものが多い場合は、人肌に加温してから加える。
今回の原因は4番でした。加えた牛乳が冷たかったのが原因のようでした。
レシピの書き方が不十分でした。ごめんなさーい。牛乳をパックごと温かいお湯につけて、少し温めてもらえば、おいしいミルクいもようかんができたでしょう。今後もレシピの書き方には注意します。
これに懲りず、これからもわんぱくレシピをたくさん作ってくださいね。よろしくお願いします。