子どもの肥満が改善傾向

文部省がまとめた2008年度の学校保健調査速報で子どもの肥満に改善の兆しがでてきたことがわかりました。調査は、5歳から17歳全体の4.7%(69万5000人)を対象に実施されました。

各年齢で10歳を除く全ての年齢で肥満傾向児の割合が低下しています。

平成20年4月、生活習慣病予防のための新しい健診・保健指導が始まりました。大人の健康意識の向上と食行動の変化が、子どもの食環境、食行動に影響を与え、肥満改善に貢献しているかもしれません。

今年度は、運動面でも子どもの身体能力向上傾向がありました。

国民の健康の保持・増進を図るためには、幼児・学童期の運動習慣の定着や食生活の改善といった健康的な生活習慣の確立が重要です。今年度の調査結果から、継続的に国民の健康水準が向上していくことが期待できそうです。