<メニュー>
○ 1回目
7倍粥:スプーン30さじ(50g)
さけのすり流し:スプーン15さじ(12g)
かぼちゃスープ:スプーン18さじ(15g)
つぶしえだまめ:スプーン12さじ(10g)
お粥を20gぐらい残しましたが、
他はすべて食べることができました。
かぼちゃスープには玉ねぎが入っています。
とてもご機嫌で、いつもよりも多く食べることができました。
特にさけはとろみで食べやすかったようで、
勢い良く食べていました。
○ 2回目
7倍粥:スプーン30さじ(50g)
野菜スープ:スプーン38さじ(野菜15g、スープ25g)
小松菜の納豆和え:スプーン48さじ(納豆20g、小松菜20g)
野菜スープにはさつま芋と人参を入れました。
スープは、それらをゆでたゆで汁です。
「みそ汁」からさつまいも、にんじん、
「小松菜の納豆和え」から小松菜、納豆を取り分けました。
お粥を15gぐらい、スープを15gぐらい、
和え物を5gぐらい残しました。
残してしまいましたが、今までで一番食べました。
機嫌もとても良かったです。
また、最近は食べたくなくなったら
大声を出したりすることが多かったのですが、
口を閉じて開かないだけでした。
しかしながら、歯磨きのときはきちんと口を開いてくれました。
急に成長したかのようでした。
1回目の食事は、娘と同じようなものを食べていますが、
2回目の食事は、取り分けています。
とろとろにゆでなければならないので、
調理時間は異なりますが、下処理を一緒にし、
同じ鍋を使用できるのは便利です。
しかし、そのような話をすると、「取り分けが難しい。」とよく聞きます。
難しく考える必要はありません。
大人用献立を決める際に、取り分けしやすいものを選べば良いだけです。
例えば、みそ汁の具が、わかめ、ねぎ、ごぼうだと、
今の娘が食べられるものはありません。
しかし、ねぎの代わりに玉ねぎ、ごぼうの代わりにさつま芋を用いれば、
それらを離乳食に用いることができます。
沸騰しただし汁にみそこしに入れた離乳食分の野菜を入れ、先に煮ます。
後で鍋に大人分の玉ねぎとさつま芋を一緒に煮て、
わかめとみそを加える直前に離乳食分を取り出せば、
ひとつの鍋で煮込むことができます。
だし汁にとろみ付けが必要な場合は、
それだけ別鍋で行う必要がありますが、最後に一手間かけるだけです。
大人の食事から取り分けることで、一緒に同じものを食べることは、
子どもにとってうれしいことです。
「食生活論」(朝倉書店発行、2007年)の離乳食に関して書いてある箇所にも、
「大人の固形食の一部を子どものように形態を変えて「分け与える」という
養育者の食への態度と意識が、子どもの食に対する関心を深めることになる。
このようなことから離乳食は「共食」の意識を芽生えさせる大一歩として
極めて大切な時期でもある。」と書かれています。