5-6_1離乳の進行
離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが主目的です。離乳食は1日1回与えます。母乳又は育児用ミルクは、授乳のリズムに沿って子どもの欲するままに与えます。
食べ方は、口唇を閉じて、捕食や嚥下ができるようになり、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込むことができます。

 

離乳の進め方の目安
(1)食べ方の目安

 5-6_GOKKUN離乳の開始では、子どもの様子をみながら、1さじずつはじめます。母乳やミルクは飲みたいだけ与えます。

(2)食事の目安
・食品の種類と組合せ
 与える食品は、離乳の進行に応じて、食品の種類を増やしていきます。
離乳の開始では、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始めます。新しい食品を始める時には一さじずつ与え、乳児の様子をみながら量を増やしていきます。慣れてきたらじゃがいもや野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚など、種類を増やしていきます。

・調理形態「なめらかにすりつぶした状態」5-6_SURIBATI
 離乳の進行に応じて、食べやすく調理したものを与えます。子どもは細菌への抵抗力が弱いので、調理を行う際には衛生面に十分に配慮します。
 食品は、子どもが口の中で押しつぶせるように十分な固さになるよう加熱調理をします。初めは「つぶしがゆ」とし、慣れてきたら粗つぶし、つぶさないままへと進め、軟飯へと移行します。野菜類やたんぱく質性食品などは、始めはなめらかに調理し、次第に粗くしていきます。
 調味について、離乳の開始頃では調味料は必要ありません。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf   平成31年3月29日公表 令和元年6月3日参照