12-18_baby離乳の完了
離乳の完了とは、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状態をいいます。その時期は生後 12 か月から 18 か月頃です。食事は1日3回となり、その他に1日1~2回の補食を必要に応じて与えます。母乳又は育児用ミルクは、子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与えます。なお、離乳の完了は、母乳又は育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではありません。
食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていきます。

 

12-18_kazikazi離乳食の進め方と目安
(1)食べ方の目安
 1日3回の食事のリズムを大切に、生活リズムを整える。手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やします。

(2)食事の目安
・食品の種類と組合せ
 与える食品は、離乳の進行に応じて、食品の種類及び量を増やしていきます。
 牛乳を飲用として与える場合は、鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましいです。
 また、家族の食事から調味する前のものを取り分けたり、薄味のものを適宜取り入れたりして、食品の種類や調理方法が多様となるような食事内容にします。

・調理形態「歯ぐきで噛める固さ」
 離乳の進行に応じて、食べやすく調理したものを与えます。子どもは細菌への抵抗力が弱いので、調理を行う際には衛生面に十分に配慮します。
調味について、食塩、砂糖など調味料を使用する場合は、それぞれの食品のもつ味を生かしながら、薄味でおいしく調理します。油脂類も少量の使用とします。

 

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf   平成31年3月29日公表 令和元年6月3日参照