<メニュー>
○ 1回目20160115-1
5倍粥:スプーン54さじ(90g)
白菜の納豆和え:スプーン27さじ(納豆13g、白菜10g)
かぼちゃとなすときゅうりの煮物:スプーン24さじ(20g)
みかん:2房(10g)

お粥を20gぐらい残し、他は全て食べることができました。

○ 2回目20160115-2
5倍粥:スプーン54さじ(90g)
かつおと里芋の煮物:スプーン24さじ(かつお10g、里芋10g)
刻み小松菜:スプーン12さじ(10g)
スティック大根と人参:10g
パプリカヨーグルト:スプーン28さじ(ヨーグルト20g、パプリカ10g)

お粥を20gぐらい、
煮物を5gぐらい残しました。

○ 3回目20160116-3
5倍粥:スプーン54さじ(90g)
鶏肉とじゃが芋のおやき:鶏もも肉10g、じゃがいも15g、小麦粉2g
チンゲン菜の白和え:スプーン30さじ(豆腐15g、チンゲン菜10g)
ゆで野菜:スプーン18さじ(15g)

「煮物」から鶏もも肉、じゃが芋、さやいんげん、
「サラダ」からきゅうりを取り分けました。
「チンゲン菜の白和え」は大人は調味をして食べました。
ゆで野菜はさやいんげんときゅうりです。
お粥を10gぐらい残し、他は全て食べました。

9ヶ月になってから、ツナとじゃが芋のおやきや、
パンで手づかみ食べにチャレンジさせてきました。
しかし、テーブルの下に落としたり、投げたりして遊ぶだけでした。
いわゆる、「遊び食べ」です。
こちらが手づかみで口に入れてあげても、
自分で口に入れようとはしません。
「遊び食べ」は「食べる意欲がない」ということであり、
まさにその通りの行動です。
なお、食べ物以外のものは何でも口に入れます。

ところが、今日の1回目の食事でみかんを自ら口に運びました。
大好きなみかんだからかとも思いましたが、コツをつかんだかのように、
2回目のスティック野菜も、3回目の食事のおやきも自分で食べることができました。
明らかに、「食べる意欲」が見うけられました。

「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省、2007年)によると、
「手づかみ食べ」とは、「食べ物を目で確かめ、手指でつかみ、口まで運び口に入れるという
目と手と口の協調運動」であるそうです。
今日、娘も口に入れる前に、じっくりと食べ物を目で見ていました。
成長すると、その「確かめること」は「ただ見ること」と表現すべき行動になりますが、
一つ一つが経験である乳児にとっては、それがゆっくりだったりするのですね。

また、それぞれの行動には、以下のような意味があるそうです。

目で確かめる:位置、大きさ、形を確かめる
手でつかむ:硬さや温度を確かめる。どの程度の力で握れば適当であるかと言う間隔の体験を積み重ねる。
口まで運ぶ:指しゃぶりやおもちゃをなめたりして口と手を強調させてきた経験が生かされる

手づかみ食べにより、目と手と口が協働ができていくことで、
食器や食具が上手に使えるようになっていくそうです。
また、「自分で食べる」機能の発達を促す観点からも、
手づかみ食べは重要であるそうです。

手づかみたべをはじめたからといっていままでしていたように、
投げたり、落としたりと言うことがすぐにゼロになるわけではありません。
そういったこともしていって、徐々に上手に食べるようになります。
また、こぼしてしまうこともたくさんあることでしょう。
そうするものだと構え、テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷くなど、
後片付けがしやすいように準備をするなど、
介助をする者が少しでも負担が少なくなるようにできるようにしましょう。

201601154