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甘い食べ物

うまいという言葉の語源と甘いということばの語源はどうやら同じだったということを どこかで聞いたことがあります。 糖は人間が生きていく上でなくてはならないものですから、心地よい感覚を生み出すのでしょう。

食べ物を食べると血糖値があがります。 血糖値があがると、インスリンというホルモンが分泌され 細胞にエネルギーを供給することができるようになります。

人間の文明が発達するにしたがって、甘さを求める行動はどんどん強くなっていきました。 現代では、食物をいつでも手に入れることができるようになり、 インスリンが出っぱなしという状態になっています。 血糖値がなかなか下がらない状態が慢性的に続くような事態にまでなりました。 そのような状態が長く続くと、次第にインスリンの分泌量が減り、糖尿病になる危険性が増えます。

糖尿病はほっておくと確実に進行し、さまざまな合併症を引き起こす恐ろしい病気です。 最後には失明したり、人工透析しなければならなかったり、足を切断しなければならない 状態にまでなります。

糖尿病はいろいろな合併症を起こします。

・足の先がしびれる。
・視力が落ちる。
・体がむくむ。
・激しい下痢、便秘が起こります。
・排尿障害が起こる。
・勃起障害がおこる。
・ひざやアキレス腱の反射が鈍くなる。

こうした症状がでている場合には、いちどお医者さんに相談すると良いでしょう。

糖尿病は一度かかると治らないため、予防が肝心です。 そのためには、血糖値が自然に上がり、ゆっくり下がるようなリズムをつくるため、間食を控えます。 辛いものはどうしても食が進み食べ過ぎにつながるため、塩分を減らしながら、 野菜をしっかり取るようにします。

甘い食べ物は高カロリーになりやすく、時として高脂肪食品に多く含まれる傾向があります。 それに対して高分子の炭水化物は穀類やいも類、野菜に多く含まれていて、 他の重要な栄養素や食物繊維を合わせて持っていることが多いのです。 ですから、エネルギーはなるべく穀物やいも類から摂取するようにした方がいいのです。

糖尿病を防ぐには、食べ物だけではなく、生活習慣全般を見直す必要があります。 消費エネルギーを増やすためにウォーキングなどの運動をする習慣をつくりましょう。

現代の日本では、かくれ糖尿病の人も含めると、なんと10人にひとりが糖尿病なのだそうです。 このままでは将来は5人に1人が糖尿病になってしまうそうです。

最近では、糖尿病の予備軍がどんどん増えているそうです。 しかも、若年齢化が進み、こどもたちまでにも糖尿病の危険性が迫っているといいます。 もちろん、こどもにはある程度甘いものが必要ですが、いつでも甘いお菓子が 口に入るような環境をつくっているのは感心しません。

こどもたちは大人の世界をコピーして育ちます。こどもたちの糖尿病を心配をするよりも、 大人の生活習慣を見直すことでほとんどのことが解決すると思います。

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