「酒は百薬の長」
年末年始はいかがでしたか? クリスマスに始まって、忘年会、新年のおせち料理、新年会とつぎからつぎに 集まりがあり、お酒や食べ物で体調を崩しやすい季節です。 「酒は百薬の長」 古くからお酒は適量ならばからだに最もいい薬だといわれてきました。ちょっと前になりま したけれど、あの赤ワインブームももともとはワインに含まれる ポリフェノールが体にいいからということが発端でした。 確かに、赤ワインにはある種の心臓疾患を抑制する効果があるという報告が 数多く出されています。適量ならば、心臓疾患のリスクを下げる効果があることは 間違いないでしょう。赤ワインに含まれるポリフェノールがHDL(善玉コレステロール) の増加を促進し、LDL(悪玉コレステロール)が体の中に造られることを抑制します。 よくいわれる「サラサラ血」効果です。 「血液をサラサラにする」という働きがあるといわれているものは ゴマ、ピーナッツ、ウーロン茶などがよく話題になります。 でも、このコーナーでもたびたび指摘しているように、 特定の食品に過度の期待をする(フードファディズム)ことは、そもそも健康にとって、 最悪の考え方なのかもしれません。 赤ワインが善玉コレステロールを増やすからといって、肉やチーズを際限なく食べたり、 生活のリズムを狂わせたりしては元も子もありません。これらの「からだにいい」といわれている 食品を追い求めて、なんとかつじつまをあわせようとすることを止めて、基本を大切に。 健康な体づくりの基本は、 「バランス良く何でも食べること」 「生活のリズムを一定にすること」 「適度な運動をすること」 そして「よく休息すること」です。 今年も基本を大切にして、おいしいものをおもいっきりおいしくいただける生活をゲットしましょう。 |
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