「わんぱくランチ」献立立案・栄養計算・監査資料・発注業務これ一本にすべて1パック!


食料品まとめ買いの極意


食料品を購入する場合、どれくらいの頻度でお買い物に出かけていますか?  周1回? 週2回? それとも毎日?チラシをチェックして安い食料品を選びに命をかける?  それとも、毎日献立を立てて、そのつど必要なものを買いに行く?
この頻度は、生活スタイル、家族構成によって異なるでしょう。

都市生活者にこのところ急増している食料品購入の パターンは日曜日に家族で食料品の買い物に出かけるというものです。 女性の社会進出が進み、土曜日か日曜日に夫婦子供そろって 食料品の買い物に出かけるというパターンが増加してきたのです。

バランスのいい食事を心がけるには、「食料品をバランスよく購入する」ことに尽きます。 材料がバランスよく整っていれば、そこからバランスのよい食事をつくることができます。 1週間で使う食材をまとめて買い、後から献立を立てるという考え方です。

●緑黄色野菜をたっぷりと

まとめ買いのポイントはやはり野菜でしょう。 1週間分の食料であれば、緑黄色野菜、淡色野菜、果物をたっぷり購入します。 たいていのスーパーでは野菜コーナーが入り口になっています。 ここで1週間分の野菜をドンとまとめて購入します。

ニンジン、ほうれん草などの緑黄色野菜にはビタミンAと ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンAは明瞭な視覚に大切です。 また傷を治したり、健康な皮膚を保つためにも大切です。 ビタミンCは風邪の抵抗力を高めたり歯茎を健康に保つため に欠かせません。野菜と果物は、食べ物からとる薬のようなものですね。

●一汁二菜

献立は主食、汁物、主菜、副菜の一汁二菜で十分です。 より手の込んだ献立を立てる場合には一汁三菜になります。 この伝統的な献立を中心に材料を使っていくと材料を過不足なく使用していくことができます。

●主菜

まとめ買いで、最も工夫がいるのが主菜でしょう。 いいかえれば「今晩のおかず」ですね。主菜は主にたんぱく源となります。

図を見てください。「肉→魚→野菜→豆類→魚→肉→残り物」という形で1週間が回っていきます。 こうすると、無理なくバランスのとれた献立を立てていくことができます。 主菜を決めたら、副菜はそれに合う野菜を使った 料理を当てはめていきます。

「野菜」のおかずのときには八宝菜、鍋物、ごった煮など野菜中心の主菜を献立に立てます。 肉料理でも、すきやきなどにたくさんの野菜を使う家庭は、この日を「すきやきの日」にしてもいいでしょう。 酢豚なんかもいいですね。

豆類のときは豆腐料理などをつくります。 豆腐料理は様々な料理があり、献立の変化を楽しむことができるジャンルです。

さて、問題は最後の日曜日。冷蔵庫の掃除を兼ねて残り物の日として食材を使い切ります。

●乳製品は計画的に

カルシウムは、骨の発達のために必要です。こどもがいる家庭では欠かせない飲料です。 乳製品はカルシウムが豊富。他にビタミンB1、ビタミンB2を補給することもできます。

●健康的なおやつを選びましょう

こどもにおやつは必要です。こどものおなかは小さく、いちどにたくさん食べることができません。 そこで、おやつで補給ということになります。

どこのスーパーでも、中央部分にあるのがスナックコーナー。 でも、ここにおいてあるのはたいていの場合、 スナック菓子のたぐい。人気のあるポテトチップスは 油を吸っているために非常にエネルギーが高く太りやすい食品です。

こどものおやつは「第4の食事」と考え、果物、野菜、 乳製品などを使って作るのが理想。健康的なおやつを考えましょう。


「言うは安し、行うは難し」の毎日の料理づくり。特売に惹かれてついつい多く買いすぎたり、 急な外食などで使えずにだめにしたり。いろいろトラブルが発生します。でもこつさえつかんでしまえば しっかり手抜きもできて栄養バランスもバッチリ。

まとめ買いをすると、毎日の献立を考えてから必要な材料を購入する方法に比べて無駄が少なくなります。


 | 戻る