こどもたちは一度にそれほど食べられない
お母さんやお父さん方の中には「おやつ」を食べることは、 悪いことだと考えている方が案外多いのではないでしょうか。 世の中には甘いお菓子、ファーストフード、ドーナッツ、 ケーキなど子供たちにとって魅力のある食べ物がいっぱいあります。 そんなとき、お母さん方は、ついつい、こどもたちがおやつを食べ過ぎないように 制限することを考えてしまいます。 確かに、これらのジャンクフードを食べ過ぎると、本来、 とらなければならない栄養が取れなくなることがあり、 栄養のバランスを欠くことにもつながり、注意が必要です。 しかし、本当は「おやつ」はこどもたちにとって必要なものなのです。 こどもたちは、一度にたくさん食べ物を食べることができません。こどもたちの胃に入る量は小さく、 体重あたりの消費エネルギーは、大人よりも大きくなっています。そのため、 こどもたちはおとなよりも頻繁に食事をとる必要があります。 特に、朝、食事をとらないで保育園や学校に行くことは、 栄養不足に陥り、相当な不利益をもたらすことになります。朝食をきちんと食べるこどもは、 朝食を食べないこどもよりも成績が高いことが報告されているくらいです。 問題は、「おやつ」にどんな食べ物を選ぶのかということです。「おやつ」といえども、炭水化物、 野菜や果物、乳製品、たんぱく質をバランスよく含んだ食べ物を選びたいものです。 つまり、昼食や夕食と同じような構成で、量を少なくするのが「こどものおやつ」の基本的な考え方です。 でも、昼食と夕食の間に、さらに食事を考えなければならないのはたいへん。 このページのおやつのメニューを参考にしてみて下さい。 「おやつ」を食べると太ってしまうという考え方も怪しいものです。 肥満は消費するエネルギーが摂取するエネルギーを下回るために起こります。 おやつを制限するよりも、よく遊んでその分、消費するエネルギーを増やすようにしましょう。 |
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