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食物繊維をとろう



からだにいいといわれてる食物繊維。最近では、第6の栄養素ともいわれるように なりました。盛んに摂るように言われている食物繊維。
でも、かっては、なにも役に立たないものと考えられていましたから不思議です。

ジュースのように見えるのに「食物繊維配合」と表記してある飲料があります。
意外な感じもしますが、実は食物繊維には水に溶ける食物繊維と水に溶けないものがあるのです。

●水に溶けない食物繊維

コーンやライ麦や玄米に含まれる食物繊維などが代表的なものです。
このタイプの食物繊維は食べるとガンの予防に効果があります。

水に溶けない食物繊維を摂ると、食べ物は腸内をはやく移動します。
便の量も増えるし、腸の動きにあわせ腸の中を移動しやすくもなるからです。

食べ物の中には発ガンを促進する物質があります。
もし、このような有害な物質が長い間からだの中に滞留していたら、 腸の中にガンができてしまうかもしれません。

腸の中には食物繊維を発酵させ、酸をつくる菌が生活していて、その刺激によっても 腸の動きが活発になります。

そういったいろいろな要素が加わり、便通がよくなり、便秘を防ぐことができます。

●水に溶ける食物繊維

腸の中ではいつも複雑な反応が起こっています。 水に溶ける食物繊維の中には、コレステロールが吸収されるのを 抑える働きがあるものがあり、結果として血液中のコレステロールの上昇を抑える働きがあります。 また、水溶性の食物繊維は糖質の吸収を抑える働きもあり、 ある程度肥満や高脂血症を抑えることもできます。

●なんでも食べよう

食物繊維はこのように思わぬパワーがあります。 一般に、穀物や野菜の中には水に溶ける食物繊維と水に 溶けない食物繊維の両方が含まれている場合が多く、どの成分がどのようにからだにいいのかを 知ることはあまり重要ではありません。

いろいろな野菜や果物をよく食べ、なるべく精製度が低い穀類を食べていると、 病気から遠ざかることができそうです。


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