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サルモネラと腸炎ビブリオも忘れないで

食中毒で発生頻度が高いのは、サルモネラ菌属と腸炎ビブリオを原因とする 食中毒です。

1999年、サルモネラは食中毒の原因菌ではダントツのナンバーワンでした。 1年間に発生した食中毒事件は825件にのぼり、患者数は11888人で 全国の年間食中毒患者数35214人中、実に33%以上にのぼりました。

また、生食用魚介類についている細菌では、腸炎ビブリオ。 腸炎ビブリオによる食中毒事件は667件9396人26%になります。

サルモネラと腸炎ビブリオをあわせると年間の食中毒患者は60%にもなります。

サルモネラは特にたまごについていることが多い細菌です。 サルモネラ菌属による食中毒が多いのは、「卵は安全な食品」という思い込みがあるからかもしれません。

卵とじ、卵どんぶりなどのたまご料理の加熱が不十分であったことが原因になっています。

腸炎ビブリオは海水、魚介類などについている細菌です。塩分(約3%)を好みます。 あかがい、あおやぎなどが原因物質になることが多く見受けられます。 特に夏場に魚介類が汚染されていることが多く、これから注意が必要です。 また、腸炎ビブリオは、真水に弱く、加熱にも弱い細菌です。

●予防

手洗いが大切です。調理中も魚や肉、卵などを取り扱った後は必ず手を洗いましょう。 魚介類・肉類・野菜類ごとに包丁やまな板などの器具を使い分けるのが理想です。 でも家庭ではなかなか難しいこと。そんな場合には必ず調理ごとに包丁を洗います。

7月から8月は食中毒が年間でピークになる季節です。

まな板や包丁は使用の度に熱湯をかけます。 まな板、包丁、たわし、ふきん、スポンジなどは使用後洗剤と流水で良く洗い、 漂白剤などで消毒するか、熱湯で消毒しましょう。

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