保育園での調理の工夫

保育園の厨房は狭くて、調理器具が揃っていないイメージがあります。 実際オーブンは全児童の調理が一度にできない小型であったり、回転釜が1台しかないのが現状です。 だからこそ、保育園の栄養士や調理員は多くの工夫をしながら調理をしています。 そこで、そんな工夫をした現場の栄養士、調理員の調理の裏ワザを紹介しましょう。

小学校給食では焼き蕎麦を揚げてから使うなどの工夫をしていますが、麺がパリパリと固くなります。
年齢の低い3歳未満児がいる保育園では麺をゆでる方法が適しているようです。
あんかけ焼き蕎麦とヨーグルトのメニューは土曜日の給食の定番です。
この調理法なら100食を調理員一人で調理できます。(離乳食があっても大丈夫・・)


(備考)加熱処理をする場合、食中毒予防のために中心温度90℃1分間以上は常識です。 でも保育園で作る焼き蕎麦は焦げるまで炒めない限り、絶対に中心温度85度以上にならないので、こんな調理法を考えました。



焼き蕎麦あんかけ風


材料 作り方
焼き蕎麦あんかけ風
(材料4人分)
 
焼き蕎麦麺 70g
豚肉 15g
たまねぎ 20g
たけのこ 5g
にんじん 10g
ピーマン 4g
白菜 30g
しょうゆ 3g
コンソメ 0.5g
こしょう
ごま油 1g
片栗粉 1.5g

1)焼き蕎麦はたっぷりの湯でゆでる。(中心温度90度1分間クリア)
2)回転釜にごま油を熱して切った豚肉と野菜を炒める。
3)野菜がしんなりしたらしょうゆとコンソメ、水少々を入れて回転釜の蓋をする。
(野菜から水分がでる)
4)片栗粉を水で溶いて3に入れてとろみをつける。
5)回転釜にゆでた焼き蕎麦を入れて塩とこしょうで味を整える。


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