榮養の歌

大学で食農教育を研究している友人が、興味深い歌を歌ってくれました。

長調でとてもゆったりとした歌でした。

「榮養の歌」(佐伯矩/作詞、楠美恩三郎/作曲、大正11年)

個人栄養
覚めて朝日を仰ぐ時 鬼をも拉ぐ力あり
夢安らかに眠りては 疲れを癒す血潮あり
寒さ暑さに打ち勝ちて 直なる心生い育ち
病襲いむ隙もなし これ皆栄養の賜ぞ

社会栄養
善き子良き孫生い立ちて 外国人も羨まむ
剛健偉大の人となり 食めども尽きぬ糧のあり
清らに澄みし水のあり いとも畏く神祭り
人を生かしめ 世を救ふ これ皆栄養の勲ぞ

食品の効果
乳・肉・卵・貝・豆は 蛋白質もて肉となる
芋類・穀類・糖類は 含水炭素を称えられ
脂肪と共に燃え易く 燃えては力と温となり
余るは即て落ち付きて 体豊かに肥やすなり

上記以外に「保健食料、栄養食、経済栄養、節米、食養、夏冬の食」があります。

日本の食は、単純に栄養の「不足→補給」を目指していたのかと思ったら、意外に栄養知識や正しい健康行動を示していました。

この歌を、大正時代の人はどのような思って聞いたのでしょうか?興味深いですね~。今なら、運動推進の歌詩が必要ですね。