「わんぱくランチ」献立立案・栄養計算・監査資料・発注業務これ一本にすべて1パック!

 

離乳食完了期

満1歳を迎える頃になると、奥歯が生えて歯で噛むようになります。
呼び方は乳児から幼児に変わり赤ちゃん時代は終わり。離乳食も卒業、と言いたいところですが、あと一歩。 ここで気を抜かずがんばれば、幼児食になった時に偏食、小食に悩まさせることはありません。もう少しがんばりましょう。

おやつを加えて

幼児期になると運動量がぐっと増えて、3食の食事だけでは栄養が不足します。
そこでこれらを補うために、おやつを与えます。保育園では決まった時間に2回おやつをだします。 午前には牛乳、午後には牛乳と手作りおやつや果物などです。 家庭でもおやつは子どもが欲しがるままにだらだらと与えず、量と時間を決めましょう。 1回にたくさん食べられない子どもにとっては、牛乳も単なる飲み物ではなくおやつです。 子どものおやつは、大人の嗜好食品とは違います。あくまでも補食ですので、味が濃く、甘味の強いお菓子は避けましょう。

大人と同じ食事はまだ先のこと

大人とほぼ同じ食事を食べられるようになりますが、噛む力、消化機能共にまだまだ未完成で、同じ食事は無理です。 軟らかさ、大きさ、味付けは後期の続きと考えてください。歯が生えそろうにつれて上手に噛めるようになります。 段階をふみながら少しずつ大人の食事に近づけていきます。 味については幼児期になっても、腎臓等に負担がかからないように薄味を心がけましょう。 これを期に家庭の味付けも薄味にしてみては…。

取り分け上手

大人の料理を一部分取り分けて、離乳食に上手に活用しましょう。 取り分けするのは調理の途中か料理の出来上がりから。いずれも軟らかくなるまで煮直したり、 細かく切ったり、一手間かける必要はありますが離乳食だけを作るよりは、時間と手間の短縮になります。 取り分ける食材や料理がないという家庭は、一度、食生活を見直してみましょう。 離乳食で必要な食材、栄養は子どもにとってのみ必要なものではありません。 家族全員の健康のために、たくさんの食材を使った豊かな食生活を営みましょう。

食べる量より栄養バランスが大切

どれだけたべたか。よりも栄養バランスがとれているかに気を配ってください。 食事は「量より質」が大切です。保育園でも離乳食を始めて7か月、アレルギーに注意しながら、 子どもたちはたくさんの食品、味に出会いました。子どもの食には個人差があります。 「たくさんの食品を使って、量は子どもの食べられるだけ」でいいのです。

ムラ食べも発達の一段階

気にいったものしか食べなっかったり、ムラ食べの多い時期でハラハラさせられます。 でも元気なら大丈夫。心配いりません。お母さんはいつもゆったりとした態度で子どもを見守りましょう。

楽しく食べましょう

食べ物をこねくり回して遊び食べを始めたり、突然あんよを始めたり、この時期の赤ちゃんは食事中も落ちつきがありません。 こんな時、保育園で担任の先生は、繰り返し座らせて「御飯を食べてからよ。」と指導しています。 叱ることは逆効果です。楽しい雰囲気作りが大切です。それが子どもの食欲につながるのです。

一人で食べる練習を

このころから一人で食べる練習をします。ちょうど子どもがスプーンに興味を持つ時期なので今がチャンス。 食べ物をフォークにさしてあげ、自分で口に入れさせてあげましょう。 始めは食事がはかどらず、こぼすことばかりですが叱ってはいけません。 同じ動作を繰り返すうちに一人で食べられるようになります。


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