「わんぱくランチ」献立立案・栄養計算・監査資料・発注業務これ一本にすべて1パック!

 

離乳食後期(3回食)

離乳食を始めて4カ月程たち、1日2回の食事をモグモグと口を動かしながら、きちんと食べられるようになりました。 また舌とあごを使って煮野菜など軟らかいものを上手につぶせるようになってきました。ここで3回食へとステップアップです。 1食は保育園で、もう1食は家庭で食べることになります。 規則正しい食習慣を身につけるためにも保育園と家庭とが協力をして、中断せず継続していきましょう。

つぶす料理はおしまい

前歯が生えてくる子が多くなりますが、奥歯はこれから。歯で噛み砕くことは無理ですが、 歯茎で噛んでつぶして飲み込みます。この時期は噛む力をつけましょう。野菜は中期より大きく、 魚や肉は裂いたり、ほぐしたりを中心に。つぶす料理は卒業です。

歯茎でつぶせる硬さは

軟らかいにんじんのグラッセ、煮こみハンバーグ、バナナ等。 つまんで少し力をいれるとつぶせる位なら、赤ちゃんも歯茎でつぶせます。 大きさは、5〜7mmが目安です。はじめは、箸でほぐしたりして、様子をみながら、 カミカミが上手にできるか確認しながら進めましょう。最初は大きめ、疲れてきたら小さ目等、 お母さんが大きさを調節してあげるとよいでしょう。お粥は5倍粥から順に水分を減らしていきます。

量の目安は

栄養はミルクからでは足りなくなり、食事を主にしていきます。 赤ちゃんは個人差が大きいので、どれだけ食べたかということよりも、 栄養バランスよくたくさんの食品に出会い、食べるということに気を付けて下さい。 他の赤ちゃんと比較せず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきます。

積極的に素材をふやしましょう

食べやすく調理すればたいていの素材はOK。緑黄色野菜、豆類、海藻、乳製品、 赤身の肉やレバー等も積極的に取入れましょう。赤ちゃん時代は特定の食品が嫌ということがなく、 食べやすければ食べてくれるのが特徴です。小松菜などの青臭さも赤ちゃん時代は大丈夫。

でも幼児期まで食べたことがなければ必ず苦手な食品になります。偏食を防ぐ第一歩は離乳食にあります。 お母さんの嫌いな食品も赤ちゃんには食べさせておきましょう。 離乳食後期になって、食品を増やす前にアレルギーの心配がある場合は、 必ず医師の診察を受けてください。この時期になると血液検査ではっきりとアレルギー反応を起こす 食品がわかるので、医師の診断を元に相談しながら保育園での離乳食を進めていきたいと思います。

食べさせ方のコツ

食べ物の大きさは、赤ちゃんの一口大の大きさにして口に入れてあげます。 あまりたくさんの量を一度に入れてしまうと、モグモグと口を動かすだけで上手に飲み込むことができません。 噛む基本の動作は大人の食べ方と同じです。口に入れた離乳食を舌で左右に寄せ、歯茎でつぶして食べます。 食べる様子をよく観察し、口を動かして食べるのを確認しながら進めましょう。

好き嫌いをする

始めは喜んで食べていた赤ちゃんでも、この時期になると飽きてきて、気分で好き嫌いをします。 今までの切り方を変えてみたり、少し硬めにしてみたり、手づかみメニューにしてみたりと調理法を少しずつ変えてみましょう。

遊び食べは気にせずに

遊び食べが目立ってきます。これは一時的なもの。興味がある食べ物をさわって、その感触を覚えていきます。 赤ちゃんの成長のステップ段階なのです。

離乳食タイム

2回の離乳食時間は今までのままで、もう1食増やします。 お仕事を持っているお母さんにとって朝の離乳食作りは大変なことです。 大人の食事からの取り分けをフリージングしたりして工夫しましょう。子どもの食事は離乳食だけではなく、 幼児食に続いていきます。子どもの体と心の健康には、食事は欠かせないものなので、 市販のベビーフードに頼りきりにはならず、家庭の食生活リズムを今からつくっていきましょう。

食後の授乳は

食事後の授乳は減らしていきます。ミルクは食事と食事の間のおやつとして考えましょう。 保育園では1歳のお誕生日前にミルクから卒業するように進めます。 食後のミルクやおっぱいは自然に減ってきますが、苦労するのは寝る前のミルクですね。 少しがんばって親子で赤ちゃん時代に終わりを告げてステップアップしましょう。

規則正しい食習慣

赤ちゃんの生活リズムをくずさないようにすることが大切です。保育園に登園する日も、しない日も、 食事や睡眠のリズムを変えないことが離乳食後期(3回食)を軌道にのせるポイントです。


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